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白砂の道、サンゴの石垣、赤瓦の屋根、シーサー——竹富島(たけとみじま)は、沖縄の原風景がそのまま残る八重山の小さな島です。石垣島から高速船でわずか約10〜15分。水牛車にゆられ、コンドイ浜の「竹富ブルー」に癒やされ、夕方には西桟橋の夕日を眺める。日帰りでも、泊まっても心に残る島です。
この記事では、竹富島のアクセス・集落の歩き方・水牛車・レンタサイクル・ビーチ・グルメ・お土産(ミンサー織)・宿泊・モデルコース・ベストシーズン・マナーまで、2026年6月時点の最新情報で徹底ガイド。料金や運航・営業時間も具体的にまとめ、現地で守りたいルールもしっかり押さえます。
この記事でわかること
- 石垣島からのアクセス(高速船の運賃・所要・入島料)と島内の移動手段
- 赤瓦集落の見どころ・なごみの塔/あかやま展望台と、水牛車観光の最新料金
- コンドイ浜・カイジ浜(星砂)・西桟橋など絶景ビーチの楽しみ方と注意点
- 八重山そば・かき氷などのグルメと、八重山ミンサー織のお土産
- 星のや竹富島・民宿の選び方、日帰り/1泊モデルコース、守りたいマナー
竹富島ってどんな島?気候・ベストシーズン
📍 竹富港

竹富島は石垣島の南西に浮かぶ周囲約9.2km・面積約5.4km²の平坦な島で、人口は約340〜360人。島の中央に「東(あいのた)」「西(いんのた)」「仲筋(なーじ)」の3つの集落があり、1987年に国の重要伝統的建造物群保存地区(沖縄県初)に選ばれた赤瓦の町並みが今も守られています。
- 年平均気温:約23.4℃(冬でも平均18.3℃と温暖)
- ベストシーズン:気候が穏やかな春(3〜5月)と秋(9〜11月)。真夏(7〜8月)は海の透明度が最高だが酷暑・熱中症対策必須
- 梅雨:5月中旬〜6月下旬/台風:8〜9月に多く、高速船欠航で島に渡れない・戻れないリスク
- 星空:周辺一帯は2018年に日本初の星空保護区(ダークスカイ)に認定。泊まると満天の星
💡 ワンポイント:竹富島は石垣島とは別の島で、空港や大型商業施設はありません。コンビニも無く、ATMは竹富郵便局のみ。日帰りでも現金は石垣島で用意しておくと安心です。
竹富島へのアクセス・入島料・島内交通
石垣港から高速船で約10〜15分
竹富島へは石垣島のユーグレナ石垣港離島ターミナルから高速船でアクセス。安栄観光と八重山観光フェリー(YKF)の2社が運航し、運賃は両社共通・チケットも共通利用できます(2026年4月1日にダイヤ改定)。八重山の有人離島で最も近く、1日10便以上運航しています。
| 区分 | 大人 | 小人(小学生) |
|---|---|---|
| 片道 | 970円 | 510円 |
| 往復 | 1,880円 | 990円 |
| カーフェリー(火・土)片道 | 810円 | 430円 |
始発は石垣発7:30頃、最終便は17:50頃が目安(季節ダイヤで変動するため各社の最新時刻表で要確認)。最終便を逃すと島から戻れません。日帰りは復路の時刻を必ず確認しましょう。
入島料(任意の協力金)300円
竹富島では2019年から任意の入島料300円を導入。石垣港離島ターミナルと竹富東港「かりゆし館」の券売機で支払えます。島の自然・祭事・伝統工芸・町並みの保全に使われる協力金です。
島内の移動手段
- レンタサイクル:島内移動の主力(後述)。集落〜ビーチを効率よく回れる
- 水牛車:集落をめぐる名物観光(後述)
- 路線バス(竹富島交通):1回 大人300円・小人150円。港〜集落〜カイジ浜・コンドイビーチを結ぶ。港発は船の到着時のみ、ビーチ発は15分前までに電話予約(0980-85-2154)が必要
- 定期バス観光:大人2,800円・小人1,400円(約1時間/港→星砂の浜→コンドイビーチ車窓→集落散策)
- 徒歩でも集落散策は十分可能(中心部は約3.4km・徒歩約1時間)
赤瓦の集落と町並み|竹富島の見どころ

竹富島最大の魅力は、白砂を敷きつめた道・サンゴ石灰岩を積んだ石垣(グック)・赤瓦に白漆喰の屋根・シーサー・フクギの屋敷林が織りなす集落の景観。ハイビスカスやブーゲンビリアが咲き、どこを切り取っても絵になります。集落は住民が暮らす生活の場でもあり、私有地が多い点に配慮しながら歩きましょう。
なごみの塔・あかやま展望台
📍 なごみの塔・あかやま展望台
集落のシンボル「なごみの塔」(1953年建立・国登録有形文化財)は、かつて赤瓦の家並みを一望できる人気スポットでしたが、老朽化のため2016年から登れません(修繕後も登頂は不可)。現在は、すぐ隣の土産物店の屋上「あかやま展望台」(協力金100円・おおむね10:00〜17:00)から赤瓦のパノラマを楽しめます。
西塘御嶽・竹富郵便局
- 西塘御嶽(にしとうおん):1519年に首里城の園比屋武御嶽石門を築いた竹富島出身の名士・西塘ゆかりの御嶽。御嶽は島の神聖な聖域で、観光客は立ち入らずに参拝マナーを守る
- 竹富郵便局:赤瓦に丸型ポストの琉球建築風の局舎で人気の撮影スポット。島内で唯一のATM(平日8:45〜17:30・土9:00〜17:00)でもある
「うつぐみ」の心と竹富島憲章
竹富島の景観は、住民の「うつぐみ(協力・助け合い)」の精神と、1986年に島民自ら定めた『竹富島憲章』に支えられています。「売らない・汚さない・乱さない・壊さない・生かす」の5原則で、土地や家を島外に売らず、赤瓦と白砂の町並みを守り続けているのです。
竹富島の名物・水牛車観光
白砂の道を、三線の生演奏(安里屋ユンタなど八重山民謡)にのって水牛がのんびり進む——水牛車は竹富島を象徴する体験です。赤瓦集落をゆっくり巡るので写真も撮りやすく、幌付きで雨でも楽しめます。
| 竹富観光センター(2026年) | 通常期 | 繁忙期※ |
|---|---|---|
| 大人(中学生〜) | 3,300円 | 3,900円 |
| 小人(小学生〜) | 2,200円 | 2,900円 |
| 幼児(3歳〜) | 1,600円 | 1,900円 |
所要は約20〜30分、運行は9:00始発〜15:30最終。※繁忙期=年末年始・GW・3月・7月・8月(0〜2歳は大人1名につき1名無料)。
💡 ワンポイント:現在、水牛車を運行しているのは竹富観光センター1社です(もう一方の新田観光は2023年4月から水牛車を休業中・レンタサイクルは継続)。水牛車は個人での事前予約ができず当日先着のため、繁忙期は待ち時間が出ることも。確実に乗りたい人は石垣島発のフェリー会社の「乗船券+水牛車」セットプランの予約が確実です。
レンタサイクルで島を回る
平坦な竹富島は自転車での周遊にぴったり。集落内に複数のレンタル店があり、多くは竹富港から無料送迎付き。ビーチまで足を延ばすなら、砂道でも漕ぎ出しが楽な電動アシストが人気です。
- 友利観光:普通自転車 2時間1,000円/3時間1,500円、電動 2時間1,750円/3時間2,500円(9:00〜17:00・最終返却16:50)
- 丸八・嶺本レンタサイクル:嶺本は港から徒歩3分と最寄り。普通・電動・子ども乗せも
- 竹富観光センター:時間制でなく1日貸し(普通2,200円/電動4,400円・通常期)
- 料金は2025年に改定された店が多く、各店とも予約不可・当日先着。繁忙期は電動が早く出払うので早めに
💡 ワンポイント:集落内は舗装されていない白砂の砂道。タイヤを取られやすく滑りやすいので、歩行者・水牛車に配慮してゆっくり走りましょう。当日の自転車返却は概ね16:00〜16:50が最終。最終フェリーの時刻から逆算して行動を。
竹富島の絶景ビーチ|コンドイ浜・カイジ浜・西桟橋

コンドイ浜(島で唯一泳げるビーチ)
📍 コンドイ浜
遠浅の白砂が続くコンドイ浜(コンドイビーチ)は、透明度の高い「竹富ブルー」が広がる竹富島随一の海水浴ビーチ。島で唯一、海水浴に適したビーチで、干潮時には沖合に砂地が現れます。トイレ・シャワー・売店があり、人なつこい猫が多いことでも知られます。
カイジ浜(星砂の浜)
📍 カイジ浜(星砂の浜)
「星砂の浜」として有名なカイジ浜(皆治浜)。砂をそっとすくうと、星の形をした砂(有孔虫の殻)が見つかります。ただし潮流が速く遊泳には不向き。星砂は記念に数粒だけ手に取るのは大目に見られていますが、砂ごとすくって持ち帰るのは禁止(国立公園内・乱獲で激減)。お土産は環境に配慮して採取された売店の小瓶を選びましょう。

西桟橋(夕日の名所)
📍 西桟橋
集落の西にある西桟橋(1938年築・全長約105.3m・2005年国登録有形文化財)は、「日本の渚百選」にも選ばれた夕日の名所。海に向かってまっすぐ伸びる桟橋の先に夕日が沈む光景は圧巻です。街灯がほぼなく夜は真っ暗なので、宿泊者は天の川観賞スポットとしても楽しめます(ライト持参を)。
竹富島グルメ・カフェ

八重山そば・島料理
- そば処 竹乃子(たけのこ):1975年創業の老舗。八重山そば・ソーキそば各1,200円。昼は行列ができる人気店(10:30〜15:30ごろ)
- お食事処 かにふ:水牛車乗り場近く・竹富観光センター運営。八重山そばや竹富産車エビの天丼など。昼はキャッシュレス決済のみ
- グリルガーデンたるりや・竹富島ガーデンあさひ:ガジュマルの木陰で八重山そばや定食、豚の角煮丼など
▼ 八重山そばだけでなく、竹富産車海老や島の食材を使った料理も。竹富島・八重山の島グルメをいろどり豊かに楽しめます。

かき氷・ぜんざい・カフェ
- ぱーらー願寿屋(がんじゅや):かき氷・パフェ・ぜんざいが看板(パフェ約1,000円・かき氷700〜900円)
- HaaYa nagomi-cafe:島で唯一の2階建てカフェ。なごみの塔を望み、黒糖ミルクぜんざいやスムージーを
- ちろりん村:古民家リノベのカフェ。生マンゴー/生パインのスムージーが人気
- パーラーぱいぬ島・パーラーターミー:ふわふわかき氷や黒糖ソフトを食べ歩きで
💡 ワンポイント:竹富島は日帰り客の昼食が正午前後に集中します。人気店は行列や売り切れ閉店もあるので、ランチは開店直後の早めが正解。逆に夕方以降に開く店は限られ「夕食難民」になりがちなので、泊まる場合は夜の食事は予約必須です。
お土産は八重山ミンサー織

竹富島を発祥とする八重山ミンサー織(みんさー)は、紺地に五つ玉・四つ玉の絣模様が特徴の綿織物。「いつ(五)の世(四)までも末永く」という想いが込められ、かつて女性が意中の相手に贈ったと伝わります(1989年に伝統的工芸品指定)。
- コースター・名刺入れ・ポーチ:500〜1,000円台で買える手軽な定番土産
- 竹富民芸館:ミンサー織などの工程を見学できる施設(入館無料/体験・販売の有無は時期で変動するため電話0980-85-2302で確認)
- てぇどぅん かりゆし館(竹富港):島の植物で手染めした布製品やミニチュアシーサーなど
- 島胡椒「ぴーやし」・マース(塩)のお守り・星砂の小瓶なども人気
▼ ミンサー織のほかにも、八重山の泡盛(請福・八重泉など)や島胡椒「ぴーやし(ピパーツ)」など、八重山ならではのお土産がそろいます。
泊まる竹富島|宿泊のすすめ

竹富島最大の贅沢は、日帰り客が最終フェリーで帰った夕方〜翌朝の、静かな島時間。人影の消えた集落、西桟橋の夕日、そして満天の星空は宿泊者だけの特権です。早朝、島民が掃き清めた白砂の道を独り占めできるのも泊まればこそ。
星のや竹富島
星のや竹富島は、赤瓦の戸建て全48棟が集落のように並ぶ星野リゾートのラグジュアリーリゾート(コンセプトは「ウツグミの島に楽土」)。グック(石垣)と白砂の庭をもつ独立した客室で、島の暮らしに倣って過ごせます。1泊の料金は時期で変動(2名1室・素泊まり9万円台〜が目安)。重伝建の集落とは別に造られたリゾート集落で、竹富港から送迎があります。

伝統的な民宿・ゲストハウス
- 高那旅館:島で最も古い宿のひとつ。郷土料理の夕食が評判(1泊2食付き9,500円〜が目安)
- 民宿 泉屋(花の宿):ブーゲンビリアに包まれた民宿(現在は素泊まり対応)
- 民宿はクレジットカード不可の宿もあるので現金準備を。種子取祭の時期は宿が非常に取りにくい
💡 ワンポイント:周辺一帯(西表石垣国立公園)は2018年に日本初の星空保護区に認定。街灯が少なく、宿泊すれば天の川や流れ星まで見える夜空が広がります。
竹富島モデルコース
日帰り(半日〜1日)
- 石垣港→竹富港→レンタサイクル or 水牛車で赤瓦集落散策(あかやま展望台・竹富郵便局)
- →西桟橋→コンドイ浜でのんびり→カイジ浜で星砂さがし
- →集落で八重山そば・かき氷ランチ→お土産(ミンサー)→最終便で石垣島へ
1泊(泊まってこそ竹富島)
- 1日目:日中は集落・ビーチ→夕方西桟橋で夕日→宿で夕食→夜は満天の星空
- 2日目:早朝の誰もいない白砂の集落を散歩→水牛車→ゆっくり過ごして午後の便で
ベストシーズンと種子取祭
- ベストシーズン:春3〜5月・秋9〜11月(穏やか)。夏は海の透明度抜群だが酷暑、冬は静かな穴場
- 種子取祭(タナドゥイ):約600年の歴史をもつ国指定重要無形民俗文化財。旧暦9月の庚寅・辛卯を中心に、40余りの伝統芸能を神々に奉納する島最大の行事。2026年は11月12〜13日頃が中心(旧暦基準で変動するため公式の最新発表で要確認)
- 祭の期間は宿が非常に混み、レンタサイクル店が休業することもあるので訪問日に注意
竹富島の旅であると便利な持ち物
強い日差しとサンゴの海、白砂の集落歩きに備えて、以下があると快適です(Amazonで揃います)。
竹富島で守りたいマナー・注意点
- 御嶽(うたき)には立ち入らない:島には御嶽28・拝所86か所。鳥居の先は住民でも入れない神聖な聖域。観光客は立ち入り厳禁
- 私有地・生活への配慮:民家の敷地に勝手に入らない、大声で騒がない、水着のまま集落を歩かない。住民を無断で撮影しない
- 星砂・サンゴ・砂を島外へ持ち出さない(法律・条例で制限)
- ゴミは持ち帰る:島内に公共ゴミ箱はほぼなく、石垣島へ持ち帰るのが基本
- 自転車は徐行:白砂の細い集落路では歩行者・水牛車を優先してゆっくり走る
まとめ|竹富島は沖縄の原風景に出会える島
竹富島は、赤瓦の集落・水牛車・竹富ブルーのコンドイ浜・星砂のカイジ浜・西桟橋の夕日と、半日でも心が満たされる島。そして泊まれば、日帰りでは出会えない静かな夕暮れと満天の星空が待っています。島の暮らしと自然へのマナーを守りながら、「うつぐみ」の心が息づく島時間を楽しんでください。














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